テンプスは2017年に2度の海外遠征に行きました。
遠征実務とレースの様子や観光について思い出しながらレポートしたいと思います。
メルジェス20のレースは、ヨーロッパと北米でシリーズ化されて行われています。
リゾート地を転々として高いレベルのレースが楽しまれているのです。(欧州)
テンプスもJ/24 時代には世界選手権に5回参加していましたので、メルジェスでも世界に挑戦。
コンチワス相澤オーナーのご好意でボートをお借りできることができ6月のクロアチア・ザダールに
エントリーしました。
2017ザダールを目指すとなるとクルーも一生懸命になり練習も多くなり、これも海外遠征効果です。
D社大OBの清水さんに声を掛けると即答でOKに。メルジェスの海外レースがいかに魅力的なのかを再認識。
スイフトマジックもエントリーしていて日本からは2チームの参加です。
遠征を決めて先ず行うのは「航空券」「ホテル」「レンタカー」なのがテンプス流。
東京ーパリ(1泊)ードブロブニク、東京ーロンドン(1泊)ードブロブニク、関西ーフランクフルトードブロブニク、
東京ーフランクフルトーザグレブ(1泊)ーザダールと各員様々なルートでクロアチア入りしました。
今回はセールまでお借りし身軽な旅支度でしたので観光を企みました。
ドブロブニクに入り、車で観光しながらザダールに前々日入りの計画を立てました。
(レースの遠征ですから、事前練習はしないしないとね)
ドブロブニクは魔女の宅急便で舞台設定された場所でオレンジ色の屋根が連なる風光明媚な典型的な観光地です。
シーフードも美味しく遠征の立ち上がりとしては最高のスタートがきれました。
普通なら、そこで英気を養ってレースに臨むのでしょうがテンプスは欲張ってプリトヴィツェにも行ってしまいました。
エメラルドグリーンの湖水が広がる宣伝写真に惹かれてしまいまったのです。
アドリア海を北上しザダールをアビームに見てちょっとオーバーセールして山みちを登って
プリトヴィツェに入ります。(実はこの山が曲者であることが後日判明します)
そしていよいよザダールです。日本を出てすでに4日。時差ボケもなくなり体調は万全に。
クロアチア料理にも慣れビールくらいはクロアチア語でオーダーしてます。
宿は、メルジェスヨーロッパで勧められた個人オーナーの民泊ペンションでジャグジー付きの
オーシャンビューの建物の「地下」でした。キッチン付きの部屋でハーバーの真ん前でレース海面も
ボートはメルジェスヨーロッパで準備万端にしてくれていて、海外では普通の岸壁からの槍付けで
スターンからピョイと乗り込むスタイル。出艇、帰着でボートハンドリングの技量が問われます。
塩っけが無いと格好悪いんです。
練習に出てアドリア海の風を受け気持ちよく走ります。走り比べでもそこそこの走り。
気持ちよく帰着して、レセプションパーティーに出席しました。
リゾートのレストラン・バーでカナッペをつまみにスパークリングワインを傾けます。
夕陽も傾いてきてリッチな誂えに大満足しました。
さて、本題のレースに入るのですがここからがアルツハイマーなのかレポートすることが思い出せないんです。
(人間って悪い記憶は消えるんでしょうか)
思い出しながらポイントを書くと・・・
「スタートポジションを狙うと失敗」「空いてる所から出て早めのフレッシュでもコース的に失敗」 良いポジションから出て良いサイドを取らないとダメ。
当たり前なんですが、それがなかなかできない。
「ジェネかーランは思い切りよく」
コース採りで上手いチームは必ず上がってくる
これも目からウロコでした。山からザダールに吹き降ろす風を掴めると岸よりが伸びました。
あの山からの冷たい風がコース引きの鍵を握ります。
初のメルジェス海外遠征は、彼の地でのメルジェス アクティビティを見て欧米人の遊び方の一端を垣間見れたような気がしました。
セーリングで遊ぶ>高いレベルを求める>ある程度の金はかかる
自分が楽しい>業者も儲かる>市場が作られる
オーナー・クルー・業者の3者がWIN WIN WINなんです。